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絵画ブログ

絵画好き、旅行好き会社員。美術館訪問を通じて感じたことを適当に書きます。

彫刻、ギリシャ神話①

先日、ギリシャに行ってきました。

ギリシャには、ほんとーに多くの博物館があり、見ごたえのある彫刻が

多数並んでいました。

その彫刻には、ギリシャ神話から題材をとったものも数多く存在します。

この「彫刻、ギリシャ神話」という超適当な名前をつけたシリーズでは、

彫刻から見えるギリシャ神話を紹介していきたいと思います。

 

初回はこれ。

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確か、クレタ島の考古学博物館にあったものです。

ギリシャの彫刻って、みんな同じような美男美女やおっさんばかりで、

誰が誰だか分からん!て感じですよね。

だけど、丁寧に見てあげると、これが誰なのかを考えるヒントが隠れています。

 

2人の人物の丁度真ん中に座りこんでいる動物を見て下さい。

犬...??よく見ると頭がみっつありますよね。頭がみっつある犬です。

ケルベロス、と言えば聞いたことのある方は多いかも知れませんね。

ギリシャ神話においてケルベロスは、冥界(あの世)の番犬をしております。

 

てことは、これを連れているおっさんは、冥界の神、ハデスであると分かりますね。

ハデスは大神ゼウスと、ポセイドンとくじ引きをし、冥界の支配権を割り当てられたのでした。ちなみにゼウスは空を、ポセイドンは海を支配することになりました。

 

そして更に、その隣にいる女性は、お妃のペルセポネであると予想ができます。

ゼウスと、ゼウスの姉、デメテルの娘です。ペルセポネの人生は、中々壮絶なのです。

 

ペルセポネと結婚したいと思ったハデスは、ゼウスと共謀して無理やりペルセポネを冥界に連れ去っちゃうんですね。

 

娘がいなくなったことにショックを受けたデメテルは神としての仕事を放棄します。

これには困っちゃうんですね。なんせ、デメテルは豊穣の神様なもんだから、作物が一切育たなくなる。みんなお腹を空かせちゃいますよね。

 

さすがにゼウスもこれには降参したようで、ハデスにペルセポネを返すようにお願いするわけです。ハデスもこの要求を飲み込むわけですが、誘拐してまでゲットした花嫁を手放すのは惜しい。そこで、ちょこっと抵抗しちゃいます。

 

去り際のペルセポネを呼び止めて、飴ちゃんでもあげるかのように、ザクロの実を4粒食べさせるんですね。

冥界の掟で、冥界の食べ物を口にすると、冥界から出られなくなっちゃうというのがあります。

ハデスは、ザクロ4粒だから、4ヶ月は冥界にいなきゃダメだねなんて言い出します。

 

こうして、ペルセポネは、4ヶ月をハデスと冥界で、残りの8ヶ月をデメテル母さんと現世で過ごすという生活を始めます。

そして、ペルセポネが冥界で過ごす時になると、相も変わらずデメテルはメソメソ。

仕事をほっぽりだし、作物は育たなくなります。こうして、冬という季節がうまれたのでした...。

 

これが、ペルセポネの物語の概要です。

何か間違いがあれば、ご指摘お願いします。

 

神話を少しでもかじると、ひとつの展示物でこんなに楽しめるなんて

幸せだ!と思った、という回でした。

 

では。